平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
数値解析学及び演習 川崎宏一 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
62810 1年 電子工学専攻 必修 3単位
授業概要
工学・生産技術の基礎となる諸問題を数値解析学的に解く方法を、理論とともにC言語を使用したパソコンでの演習を行う。ニュートン法、統計、数値積分、常微分方程式の数値解法などの手法について学び、応用演習を行う。
  到達目標
   ・1.ニュートン法の原理を理解して、プログラミング・実行・図示ができること。
   ・2.数値積分法を理解して、プログラミング・実行ができること。
   ・3.連立方程式の解法を理解して、プログラミング・実行・図示ができること。
   ・4.常微分方程式の解法を理解して、プログラミング・実行・図示ができること。
   ・5.各数値計算法において収束・計算精度の問題を理解していること。
教科書
C言語による電気・電子工学問題の解法  佐藤次男 著  (森北出版)
参考書
やさしく学べるC言語 福田良之介 著  (森北出版)
数値計算法 小澤一文著 (共立出版)
授業の進め方
講義とともに、電子計算機を活用し学習効果を増進する。次の3点により、学習内容の定着を図り、実力を養成する。(1)演習主体とし、手を動かし自ら考える学習を行う。(2)作図を多く取り入れ、数式の理解に図による理解を結合し、総合的理解を図る。(3)応用例や実用例に言及し、幅の広い知識を与える。
授業内容
前期 後期
1 シラバスの説明、電子計算機の利用法 1 C言語:配列
2 C言語:基本・演習 2 C言語:配列・演習:統計処理標準偏差
3 C言語:プログラミングの基本・演習 3 C言語:配列・演習:統計処理相関係数
4 C言語:条件分岐・演習 4 連立方程式:ガウスの消去法
5 C言語:繰り返し処理・演習 5 連立方程式:電気回路
6 ニュートン法:3次方程式 6 連立方程式:エクセルによる図示
7 エクセルによる図示法 7 連立方程式:手法の検討
8 ニュートン法:エクセルによる図示 8 連立方程式:レポート作成
9 ニュートン法:収束の問題点 9 常微分方程式:オイラー法
10 ニュートン法:レポート作成 10 常微分方程式:ルンゲ・クッタ法
11 数値積分:台形則 11 常微分方程式:ボルテラの微分方程式
12 数値積分:シンプソンの公式 12 常微分方程式:両方法の比較検討、図示
13 数値積分:きざみ幅と計算精度 13 常微分方程式:レポート作成
14 数値計算手法総合演習 14 数値計算手法総合演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を50%、演習レポートを40%、授業中の演習点10%で評価する。
学生へのメッセージ
本授業は工学・生産技術の基礎であり、将来の応用範囲は広い。基本事項とともに、応用例や実用例に言及するので、基礎・応用両面での理解を深めること。授業内容の定着を図るために演習やコンピュータによるトレーニングを行うので、積極的に参加すること。日々の努力を重視する成績評価の方法を採用しているので、授業中のマナーに気をつけて授業への集中に努力することも含め、毎回の授業を大切に受けること。学習に取り組む意義をよく考え、知識と心の両面において成長を図ること。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
A-1 学習・教育目標
(生物応用化学)