平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
機械システム設計 石井重典 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
62220 2年 電子工学専攻 必修 2単位
授業概要
機械工学では材料力学も熱力学も機械工作法も全てが、いかに簡単に、効率のよい機械を手際よく作るか、のためにある。そして、設計者が検討した全ての項目が図面に表される。したがって、社会に出て機械技術者とチームで仕事をする時、機械技術者の考えを理解するためには、先ずは機械の図面が読めることが必須である。講義を通して機械設計の概念を理解させると共に、ボルト、軸などの機械要素を対象としたCADシステムによる設計製図を通して、図面の読み方を身に付けさせる。
  到達目標
   ・簡単な機械図面が読める。
   ・寸法公差の考えが理解出来る。
   ・部品の製作方法が朧に分かる。
教科書
プリント
参考書
新編JIS機械製図(森北出版)堀 幸夫他
授業の進め方
講義を受けつつ、製図準備室にあるCAD-WIN4を用いて機械の図面を描く。
授業内容
1 機械工作の概要
2 CAD、CAMの概念
3 NC工作機械の概念
4 CAD−WIN4の使用法
5 CAD−WIN4の使用法
6 機械加工と精度
7 寸法公差とはめあい
8 中間試験
9 図面の製作
10 図面の製作
11 機械要素の説明
12 機械要素の役割
13 図面の製作
14 図面の製作
15 期末試験
成績評価の方法
演習(提出物)の成績(70%)、試験の成績(30%)により評価する。
学生へのメッセージ
社会に出て仕事をする時には、自分と専門分野の異なる技術者と同じチームで仕事をする機会が多い。その場合に大切なことは、相手の考えを的確に把握する能力と相手に自分の考えをわかりやすく伝える能力である。技術者間のコミュニケーション能力の一つとして位置づけられる「機械図面を読む力」をこの科目を通して身に付けて欲しい。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
A-2 学習・教育目標
(生物応用化学)