平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
反応工学 衣笠 巧 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
63350 生物応用化学専攻 選択(SC-1) 2単位
授業概要
均一系反応における代表的な回分式、連続式槽型、流通式管型各反応器の設計計算法の習得、ならびに不均一系反応における反応と物質移動の関係の理解を目的とする。
  到達目標
   ・単一反応の量論関係を理解し、定容系・非定容系の濃度と反応率の関係を計算で求めることができること。
   ・回分反応器、連続槽型反応器、管型反応器の設計方程式を利用して、反応時間と反応率の関係および空間時間を導くことができること。
   ・自触媒反応の最適化について説明できること。
   ・単純な応答が得られる系の滞留時間分布関数を求め、平均滞留時間が算出できること。
   ・単純な滞留時間分布関数を持つ系のモデルパラメータが求められること。
   ・気固反応の律速段階について説明できること。
教科書
改訂版反応工学  橋本健治
参考書
Chemical
化学反応操作  後藤繁雄 編  (槙書店)
化学反応工学訂正版  東稔節治、浅井悟 著  (朝倉書店)
反応工学要論  森田徳義 著  (槙書店) など
授業の進め方
講義と演習を行う。講義は教科書と板書を中心に進める。演習ではできるだけ多くの例題を解き、内容の理解を深めさせる。
授業内容
1 均一系反応器の分類、反応速度と量的関係
2 回分反応器
3 回分反応器の設計
4 連続槽型反応器
5 連続槽型反応器の設計
6 管型反応器
7 管型反応器の設計
8 中間試験
9 自触媒反応と最適化
10 滞留時間分布関数
11 流通反応器の滞留時間分布
12 流体混合モデル
13 気固反応の未反応核モデル
14 気固反応の律速段階の推定
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験の結果を80%、提出物の内容を20%として評価する。
学生へのメッセージ
化学工学の収支計算と物質移動論および物理化学の反応速度論の理解を必要とします。微分方程式を立てて解を求めることにより、反応装置の設計計算ができるようになってほしいと考えています。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)
B-4