平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
物理化学特論 勝浦 創 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
63230 1年 生物応用化学専攻 必修 2単位
授業概要
自由エネルギー、化学ポテンシャルを使って化学平衡、平衡電気化学を理解させることを目的とする。
  到達目標
   ・自発的な化学反応をギブズエネルギーの観点から説明できること。
   ・酸ー塩基反応や生物活性を熱力学的に取り扱い、実際の問題に化学熱力学を適用できること。
   ・化学熱力学における、溶液中のイオンの取り扱い、特にデバイ・ヒュッケルの極限則について説明できること。
   ・電気化学ポテンシャルについて説明できること。
   ・ネルンストの式について説明できること。
教科書
アトキンス物理化学(上)  千原秀昭・中村亘男 訳  (東京化学同人)
物理化学特論配布プリント 勝浦作成
参考書
基礎物理化学  杉原剛介 他著  (学術図書出版)
化学・生命科学系のための物理化学 Raymond Chang 著 岩澤康裕 他訳
その他熱力学に関する教科書
授業の進め方
非電解質の化学平衡に関してはあらかじめ指名した学生が説明し、教員が補足するゼミ形式で行なう。平衡電気化学に関しては教科書に沿って配布するプリントを用いて講義形式で行う。
授業内容
1 ギブズエネルギーと化学ポテンシャル
2 自発的な化学反応(1)
3 自発的な化学反応(2)
4 外部条件に対する平衡の応答(1)
5 外部条件に対する平衡の応答(2)
6 いろいろな系への応用(1)
7 いろいろな系への応用(2)
8 中間試験
9 いろいろな系への応用(3)
10 溶液中のイオンの熱力学的性質(1)
11 溶液中のイオンの熱力学的性質(2)
12 化学電池(1)
13 化学電池(2)
14 標準電位の応用
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験の結果を100%として評価する。
学生へのメッセージ
化学ポテンシャルは平衡熱力学の鍵となる量である。しっかりと理解してもらいたい。現実の系のほとんどはイオンを含んでいる。イオン溶液に関するデバイ-ヒュッケルの理論について頑張って理解してもらいたい。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)
B-1、B-2、B-4