授業科目 担当教員 開講期
CAD製図
(CAD Drafting)
吉川貴士、宮田剛 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11831 3年 機械工学科 必修 3単位
授業目標
1。現物の装置を分解し、各種測定器を用いて部品の採寸ができること。
2。機械部品の構造、加工方法や面粗さなどの基礎的事項を考慮し、スケッチできること。
3。分解した部品の規格品を便覧などを用いて選定できること。
4。CADソフトによる部品図及び組立図の製図を行うことにより、その操作方法を習得すること。
教科書
JISにもとづく機械設計製図便覧(第7版)  津村 利光 閲序/大西 清 著  (理工学社) 
プリント Pro/Eマニュアル
その他、配布資料
参考書
機械製図 林洋次ほか11名 著 (実教出版)
授業の進め方
前期は製図室を利用し、班で各パーツの担当を決め、分解・スケッチ(A4方眼紙)を行う。部品図完成後、組立図に移る。
後期は電算機室を利用し、1人1台ずつ割り当てられたパソコンを用いて、3DCADソフト”Pro/Engineer”で製図を行う。
授業内容

前期
1. 授業の進め方の説明・班分け
2. 部品点数の確認および担当
3. 計測(採寸)およびスケッチ
4. 計測およびスケッチ
5. 部品図作成
6. 部品図修正
7. 部品図の提出
8. 3D-CADの総説
9. CAD基本操作
10. レイヤーの概念・基本操作2
11. 練習用サンプル図1
12. 練習用サンプル図1
13. 練習用サンプル図2
14. 練習用サンプル図2
15. 練習用サンプル図3

後期
1. CADを用いた部品図
2. 部品図作成
3. 部品図作成
4. 部品図作成
5. 部品図作成・提出
6. 部品図検図・修正
7。部品図修正
8. 部品図修正・提出
9. 組立図作成
10. 組立図作成
11. 組立図作成
12. 組立図作成
13。組立図作成・提出
14. 組立図検図・修正
15. 組立図修正・提出
成績評価の方法
提出図面および提出物を80%、授業への取組みを20%とする。
学生へのメッセージ
1、2年生で学んだ立体の2次元投影法の製図の基礎力をもとにして、本授業では市販の機械を実際に分解・計測して、3次元の物体を2次元へのスケッチ・製図を行います。授業では、ノギスなどの各種ゲージを使用して部品の寸法を計測しますので、1、2年の機械工作実習における測定器の使用方法を習得しておく必要があります。また、後期ではコンピュータによる製図を行います。自分で長期の計画を立て、提出期限に遅れないよう自己管理(計画を立て、遂行)し、授業に取り組んでください。