授業科目 担当教員 開講期
材料工学実験3
(Experiments of Materials 3)
曽我部 卓三、高橋 知司、日野 孝紀 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15850 5年 材料工学科   3単位
授業目標
材料工学実験3では、4年生までの状態図、鉄鋼および非鉄金属材料に関する科目内容の知識を基礎として金属の固体内変化を熱測定、硬さ測定、X線回折、組織観察などによって追跡させる。 合金作製方法として重要な粉末冶金法について、Cu粉末やNi粉末の焼結実験と収縮率測定を行うことにより、焼結機構を考察させる。また金属の組織を状態図や熱処理と関連づけて理解させる。
教科書
自作の教材
参考書
鉄鋼材料、非鉄金属材料(日本金属学会編)
金属組織写真集 鉄鋼材料、非鉄金属材料(日本金属学会編)
授業の進め方
Aグル−プとBグル−プの2班に分けて、授業内容に示した実験テ−マ1〜6と実験テーマ7〜12を交互に行い、各種実験や顕微鏡観察を2週続けて行わないようにする。レポ−トの提出期限は、次週実験日の前日の17時とする。
授業内容

ガイダンス
示差熱分析実験
焼入性試験(ジョミニ−一端焼入試験)
時効、加工硬化と再結晶実験
X線回折実験粉体の圧縮成形と焼結実験
圧粉体の収縮率測定
顕微鏡観察1(炭素鋼、銑鉄)
〃 2(浸炭鋼、高速度鋼)
〃 3(各種鋳鉄)
 〃  4(Cr-V鋼、可鍛鋳鉄)
〃  5(黄銅、青銅)
〃  6(Cu-Ni鋳造, 圧延合金)
実験レポートのチェックと口頭試問
実験の総括、清掃
成績評価の方法
提出されたレポ−トの体裁および内容60%,口頭試問の応答30%と受講状況10%として評価する。
学生へのメッセージ
本科目は5年次に行う実験であるので、3年次の材料科学2、4年次の金属材料学1、2、材料加工学等の材料工学に関する総合的な知識が必要である。したがって各テ−マについて復習を十分に行い、考察においては教科書・参考書をただ写すのではなく、自分の言葉で説明すること。これについては口 頭試問においても同様である。なお、各実験終了ごとデ−タ整理を行うので、それらのテ−マにおいては、グラフ用紙、電卓を持参のこと。
学習・教育目標
(生産工学)
B、C-1 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)