授業科目 担当教員 開講期
基礎製図
(Elements of EngineeringDrafting)
松英達也・日野孝紀 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15810 1年 材料工学科 選択 3単位
授業目標
図面は自分の考えた物体の形状、機能および材質などを間違いなく他人に伝える手段である。そのためには形状や材質を表現する共通のルールが必要となる。基礎製図では共通のルールを学ぶとともに、自分のアイデアを人に伝達するための技術の修得を目的とする。また、受講生としてのマナー(授業中の居眠り、私語、内職など)、さらに他者との協調性などについても基本的な指導を行う。
教科書
基礎製図  大西 清 著 (理工学社)
図面集 新編JIS機械製図 吉澤 武男 編著 (森北出版)
練習帳 基礎製図練習ノート (実教出版)
参考書
なし
授業の進め方
講義は通常1時間とし、残りの2時間は練習ノートなどの実技に当てる。図面は定められた時間内で作製し、必ず教官のチェックを受ける。訂正・修正などがあった場合は、決められた期限内に再提出する。
実技は、基本的に講義の該当範囲について行う。
授業内容
前期 後期
1 製図について 1 面の肌(表面粗さ)
2 課題演習 2 面の肌(表記法)
3 図面について(文字) 3 寸法公差
4 図形について(線) 4 はめあい方式(すきまばめ、しまりばめ)
5 投影法(第一角法と第三角法) 5 はめあい方式(公差域など)
6 投影法(点の投影) 6 断面図(全断面図など)
7 投影法(その他の投影) 7 断面図(切断線を用いた用法)
8 中間試験 8 中間試験
9 投影図(表記法) 9 断面図(その他の用法)
10 投影図(正面図の選択方法) 10 機械要素と略画法
11 寸法記入法(寸法線) 11 略画法(ねじなど)
12 寸法記入法(寸法数字) 12 ねじと歯車、こう配とテーパ
13 寸法記入法(留意点、その他) 13 投影図(補助投影)
14 寸法補助記号、加工方法の表現 『実技』 練習ノート該当範囲 14 投影図(部分投影など)
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
講義分(40%):定期テストの成績を80%、小テストおよびレポートを20%
実技分(60%):定期テスト50%、実習における課題の提出を50%
として計算し、講義と実技を合わせて評価する。
学生へのメッセージ
実際の「もの作り」においては何が重要であるかを理解してもらいたい。この科目を元に、2年次の機械工作法、機械実習、3年次の設計製図、さらに4年次の総合実習へと継続する。