授業科目 担当教員 開講期
機械工作法実習
(Workshop Practice)
志賀 信哉 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15390 2年 材料工学科   3単位
授業目標
工作実習での実践と座学における理論とは、互いに影響を与え合いながら発展するものである。機械工作法は技術の根幹をなすものであり、鋳造、鍛造、手仕上げ及び各種工作機械の実習により、理論と実践との融合を授業目標とする。
教科書
機械工作法実習テキスト  新居浜工業高等専門学校・編集
参考書
新機械工作1  吉川昌範他著  (実教出版)
授業の進め方
教員1名、技術職員6名の計7名で6ショップを構成し、学生は6班編成で1ショップを5週連続して実習する。報告書は次回実習時までに提出する。
授業内容

1,6,11,16,21,26
@鋳造(フランジの砂型) A鍛造(ハンマ打ち) B手仕上げ(鋳鉄のヤスリかけ)
C機械第1(汎用旋盤の操作法) DCNC旋盤(手動による外丸削り)E機械第2(形削り盤の操作法)

2,7,12,17,22,27
@鋳造(Vブロックの砂型) A鍛造(四角文鎮の鍛造)B手仕上げ(平行平面の製作)
C機械第1(鋳鉄外丸削り)DCNC旋盤(プログラミング) E機械第2(縦フライス盤の操作法)

3,8,13,18,23,28
@鋳造(ハンドル車の砂型) A鍛造(アーク溶接1) B手仕上げ(センタポンチ1)
C機械第1(鋳鉄段付き丸棒の旋削) DCNC旋盤(プログラム入力法) E機械第2(横フライス盤の操作法)

4,9,14,19,24,29
@鋳造(メタルの砂型) A鍛造(アーク溶接2) B手仕上げ(センタポンチ2)
C機械第1(軟鋼段付き丸棒の旋削) DCNC旋盤(鋼外丸削り) E機械第2(縦フライス盤での六面体製作)

5,10,15,20,25,30
@鋳造(造型機械での砂型) A鍛造(アーク溶接3) B手仕上げ(センタポンチ3)
C機械第1(軟鋼リング) DCNC旋盤(課題演習) E機械第2(ボール盤の操作法)
成績評価の方法
実習中の態度・関心・工夫(50%)および報告書(50%)により評価する。
実習服を忘れた者は見学とし、評価は0である。
学生へのメッセージ
機械加工はものつくりの原点です。本実習を通して各種機械加工法の原理や手順を理解し、自分の手でものつくりができるようになることを期待します。講義の内容が実習中いたるところで出てくるから良く注意して実習して欲しい。