授業科目 担当教員 開講期
材料工学入門
(Introduction of Materials Engineering)
材料工学科全教員 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15201 1年 材料工学科   2単位
授業目標
全教員が担当し、ものづくりや実験、観察を通して直接に物質や材料に触れる機会をもつばかりでなく、学生と一緒に課題を取り組む過程で、学生との交流を図りつつ材料工学に対する興味、関心を持たせる。
教科書
なし
参考書
なし
授業の進め方
10名程度のグループを作り、1/4期づつ順次交代し、全教員のもとで課題に取り組む。
授業内容

1.ものづくりとコンテスト(池内、志賀、松英)
 数名のグループでレゴ・マインドストームを用いた実習を行う。学生達には課題を通して材料工学に基づいた
設計の基礎を修得するとともに、発想力やコミュニケーションの大切さを学んでもらう。

2.金属、合金の組織観察と性質(高橋、日野)
 身の回りに使われている「合金」にはどのようなものがあり、我々の生活にいかに役
立っているかを紹介する。
実際に青銅鏡合金を作製する実習では、材料の強さや硬さを体感したり顔(組織)を光学顕微鏡で観察することで
様々な特徴があることを実感する。実習を行った成果は、目的、実験方法、測定データ、観察結果、現状の使用例
や今後の応用についてのアイデア等をまとめる。
 実習:古代のロマン?青銅鏡をつくろう!

3.銅コップの作製(曽我部、谷、松原)
 直径180mm暑さ0.8mmの銅板を切り出す。焼き鈍しと鍛造を繰り返し、銅板を徐々に絞 り、コップを作成する。

4.セラミックスと金属の性質の違い(相根、新田、朝日)
 前半は、無機材料であるセラミックスと金属の特徴や性質の違いについて紹介する。実際に、セラミックス
(ガラスを含む)を作製することで、材料と触れ合い身近な材料としての 親密感を深めてもらう。後半は、
セラミックスと金属で違う性質を1つ取り上げ、どうしてその違いが出るのかを考える。
成績評価の方法
グループ毎に、課題提出(60%)、取組姿勢(30%)、受講状況(10%)を総合的に評価する。学年成績は、各グループでの成績を合計し、その平均点とする。
学生へのメッセージ
積極的に授業に参加し、モノづくりやいろんな材料にふれることにより、材料のいろんな性質に興味を持って欲しい。また、身の回りの材料で分からないことをどしどし質問し、材料のものしり博士になろう。