授業科目 担当教員 開講期
ヨーロッパ思想特論
(The European thought)
木本 伸 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18521 5年 全学科 選択 2単位
授業目標
ヨーロッパ思想史は、ヘレニズム(ギリシア思想)とヘブライズム(聖書の宗教)を2つの中心点とする楕円形として理解することができる。ヘレニズムの理性的傾向は近代ヨーロッパの科学と民主主義の母胎となった。またヘブライズムの根幹をなす『旧約聖書』は、キリスト教・ユダヤ教(およびイスラム教)の聖典であり、現代社会を理解するために不可欠な書物の一つである。以上の視点から、この授業では、ヘレニズムとヘブライズムの基本的構造を描き出すよう試みたい。
教科書
配布資料
参考書
創世記 (岩波文庫) 
出エジプト記 (岩波文庫)
ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫 )
オイディプス王 (岩波文庫)
女の平和 (岩波文庫)
授業の進め方
基本的文献を提示して、それを解説・解読していく。参考書として購入したもの以外については、こちらで配布資料を用意する。また映像資料も有効に利用したい。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス 1 『ソクラテスの弁明・クリトン』(1)
2 イスラエルの建国(1) 2 『ソクラテスの弁明・クリトン』(2)
3 イスラエルの建国(2) 3 『ソクラテスの弁明・クリトン』(3)
4 一神教の成立(1) 4 『オイディプス王』(1)
5 一神教の成立(2) 5 『オイディプス王』(2)
6 『創世記』(1) 6 『オイディプス王』(3)
7 『創世記』(2) 7 ヨーロッパ中世の世界観(1)
8 『創世記』(3) 8 ヨーロッパ中世の世界観(2)
9 『創世記』(4) 9 宗教改革(1)
10 『出エジプト記』(1) 10 宗教改革(2)
11 『出エジプト記』(2) 11 近代科学の成立(1)
12 『出エジプト記』(3) 12 近代科学の成立(2)
13 共観福音書(1) 13 近代科学の成立(3)
14 共観福音書(2) 14 総括
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験(90%)と授業中の発表(10%)により評価する。
学生へのメッセージ
ヘレニズムやヘブライズムは過去の産物ではない。それらは激動する現代社会を理解する上で不可欠の知識である。授業中に示す参考文献のいくつかは自分で通読してほしい。
学習・教育目標
(生産工学)
D-1 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
D-1 学習・教育目標
(生物応用化学)
D-3