授業科目 担当教員 開講期
物理1
(Physics1)
平木 弘一・矢野 潤 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18270 1年 全学科 必修 2単位
授業目標
高専において物理は他の専門科目の基礎となるものである。物理1では、まず生活に欠かすことの出来ない電気について、その基本的な性質を理解し、安全に利用できるようにする。続いて、力学の基本である物体の運動、運動の法則、力について理解することを目的とする。
教科書
高等学校物理T 兵藤俊夫他19名著 三省堂
参考書
ハイパー物理T 三省堂
授業の進め方
授業は、基本的に教科書を中心にした講義形式で行う。物理を身近に感じ、理解を促すためになるべく多くの演示実験を取り入れる。また理解の定着をはかるために、授業の進行に合わせ、プリントを用意するとともに、適宜小テストや演習、宿題を課す。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス、
電気の利用、電気で使われる量
1 試験の解答・解説、
いろいろな力
2 オームの法則、抵抗の接続、
電気のはたらきとその正体
2 単位面積あたりの力
3 回路の短絡と断線
問題演習
3 作用反作用の法則
4 モーターと発電機、モーターのはたらきと構造、磁場 4 力の合成と分解
5 モーターが回転する原理、交流の発電 5 大きさのある物体に働く力のつり合い
6 問題演習 6 物体の重心
7 交流と電波、家庭に来ている交流電気 7 問題演習
8 中間試験 8 中間試験
9 試験の解答・解説、
変圧器の仕組み、電波の発生
9 試験の解答・解説、
慣性の法則
10 問題演習
10 運動の法則
11 運動の表し方 11 運動の法則の適用
12 一直線上の運動 12 運動を妨げる力が働く物体の運動
13 落体の運動 13 運動方程式を使いこなす
14 問題演習 14 問題演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を80%、平常点(授業態度、レポート、宿題、小テスト等)20%で評価する。
学生へのメッセージ
身近な現象の性質を知るとともに、物理では考え方を理解してほしい。式や解き方を暗記するのではなく、式の意味を理解し、問題解決の手順を理解してほしい。