授業科目 担当教員 開講期
数学A−2
(MathematicsA-2)
小山 一夫・千葉 克夫・近藤 貞敏 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18210 2年 全学科 必修 4単位
授業目標
不等式と領域を習得し、ついで数列から初めて、無限・極限の概念を学び、微分・積分の概念を学ぶ。そして種々の関数の微分・積分計算に習熟する。
教科書
新編高専の数学1(第2版) 田代嘉宏、難波完爾(森北出版)
新編高専の数学2(第2版) 田代嘉宏、難波完爾(森北出版)
新編高専の数学1問題集(第2版) 田代嘉宏、難波完爾(森北出版)
新編高専の数学2問題集(第2版) 田代嘉宏、難波完爾(森北出版)
配布プリント
参考書
図解初等数学選書2、4、9、10(岩崎書店)
授業の進め方
習熟度に応じ、基礎コースと発展コースに分け授業を行う。基礎コースは専ら基礎的事項の習熟に努め、発展コースは発展応用の習熟まで行う。なお、両コースとも内容項目、定期試験は共通である。
教科書、プリント、板書を中心に講義と問題演習を行う。理解を助け、学習効果を高めるため宿題を頻繁に課す。授業中の小試験も実施する。
授業内容
前期 後期
1 授業の進め方オリエンテーション、不等式と領域 1 関数の極限と連続性
2 数列、等差数列、等比数列 2 積と商の関数の導関数
3 いろいろな数列 3 合成関数とその導関数
4 数学的帰納法 4 対数関数・指数関数・三角関数の導関数
5 無限数列の極限 5 関数の増減と極大・極小
6 無限等比数列 6 方程式・不等式への応用、接線・法線と近似値
7 無限級数とその和 7 速度・加速度
8 中間試験 8 中間試験
9 関数の極限値、平均変化率(f(x)の訓練) 9 不定積分
10 微分係数、導関数の定義 10 置換積分法
11 導関数の計算、速度と接線 11 部分積分法
12 関数の増加・減少、関数の極大・極小 12 いろいろな関数の不定積分
13 関数の最大値・最小値 13 定積分
14 いろいろな変化率 14 置換積分法、部分積分法
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験で70%評価、平常点で30%評価する。平常点は、授業中の小試験、課題提出、授業態度(出席率を含む)をそれぞれ1/3ずつ評価する。
学生へのメッセージ
極限から微分・積分を習うこの科目は、工学基礎としての数学の中でももっとも重要な部分である。工学を修得するものにとって必須の素養である。授業に集中するとともに家庭・寮での勉強を怠らないようにする。毎日、数学の勉強を!わからないところはきっちり復習して、わからないままにしないこと。それでもわからない場合は、オフィスアワーを利用すること。また、予習は興味の赴くままに教科書の先へ進むとよい。また、問題集[C]の問題にチャレンジすること。