授業科目 担当教員 開講期
応用化学実験2
(Experiments in Applied Chemistry 2)
衣笠 巧・西井靖博 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
16690 4年 生物応用化学科
(応用化学コース)
必修 2単位
授業目標
化学工学系の実験を行う。各単位操作の原理を理解し、工業装置の操作・運転方法を体得するとともに、実験データの整理法に習熟することを目的とする。
教科書
応用化学実験2テキスト  新居浜高専・生物応用化学科 編集
化学工学実験  東畑平一郎 他著  (産業図書)
参考書
解説化学工学改訂版  竹内雍 他著  (培風館) など
授業の進め方
前期と後期でクラスの半数ずつが本実験と応用化学実験1に分かれて受講する。班毎に2週で1テーマずつ実験を行う。報告書提出期限は、実験終了後1週間以内とする。
授業内容

第1週:ガイダンス
第2週〜第14週:
1.管内の圧損失:圧損失、摩擦係数とReynolds数の関係を調べ、摩擦損失の理論を理解する。
2.熱交換器:二重管熱交換器を用いて総括伝熱係数を測定し、流体の伝熱現象について理解する。
3.濡壁塔による水の蒸発:水の蒸発操作においてReynolds数とガス境膜物質移動係数の関係を測定する。
4.回分式単蒸留:メタノール−水系の回分単蒸留を行い、物質収支計算に習熟する。
5.粒度分布:粉粒体の粒度分布をアンドレアゼンピペット法により測定し、沈降の理論を理解する。
6.定圧濾過:スラリーの濾過実験を行い、濾過係数を決定して濾過方程式を検討する。
7.液滴の生成:次元解析法によって、単一液滴の生成に与える物理的因子の影響を調べる。
第15週:実験の総括
成績評価の方法
技能習熟度を含む実験結果(40%)、口頭試問等を含むレポート(50%)、受講態度(10%)の項目について評価を行う。
学生へのメッセージ
レポートは物性値や単位に注意してデータ整理し、求められた物理量の意味を把握するように努めてほしい。特に考察は教科書・参考書などの記述を理解し、口頭試問において自分の言葉で説明できるようにしておいてもらいたい。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)
B-5