授業科目 担当教員 開講期
機械力学
(Mechanical Dynamics)
谷口 佳文 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11350 5年 機械工学科 選択 1単位
授業目標
 機械力学は、機械の運転に伴う振動を解析し、振動を軽減あるいは抑制する対策を考える分野である。本授業では、機械力学の取扱う分野のうち、機械を質量・ばね・ダンパの組み合わせにおきかえた力学モデルの振動解析の基礎について、その方法を理解することを目的とする。
教科書
振動工学入門(改訂版)  山田伸志 監修  (パワー社)
参考書
振動工学の基礎 添田喬 他著 (日新出版)
振動工学 安田仁彦 著 (コロナ社)
演習で学ぶ機械力学 小寺忠 他著 (森北出版)
わかりやすく例題で学ぶ機械力学 太田博 他著 (共立出版)
授業の進め方
 講義は、振動工学の基礎から始めて、1自由度系の非減衰振動、減衰振動、強制振動の順に進め、振動解析の基礎事項を理解した後、2自由度振動の解析へと発展させてゆく。
 授業は、教科書に沿って進めるが、教科書に記載されていない内容で必要と思われる事項はプリントで補足説明する。また、授業内容の理解を深めるために、授業の最後に適宜問題演習を行う。

授業内容
1 振動の基礎

2 1自由度非減衰振動の運度方程式
3 種々の1自由度非減衰振動
4 種々の1自由度非減衰振動
5 エネルギによる解法
6 1自由度減衰振動の運度方程式

7 対数減衰率

8 中間試験
9 1自由度強制振動(力による強制振動)

10 1自由度強制振動(変位による強制振動)

11 力の振動伝達率
12 変位の振動伝達率
13 2自由度自由振動の運動方程式
14 種々の2自由度振動
15 期末試験
成績評価の方法
2回の定期試験を80%、課題提出物(授業中の演習および宿題)を20%で評価する。
学生へのメッセージ
・振動解析は運動方程式とその解法が基礎となるので、数学で学んだ微分方程式が基礎知識として必要です。

・授業の最後に適宜演習を行うので、演習を通してその日の授業内容を理解してください。

学習・教育目標(複合融合) B 学習・教育目標(生物応用化学)