授業科目 担当教員 開講期
メカトロニクス基礎
(Fundamental Mechatronics )
宮田 剛 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11291 3年 機械工学科 必修 1単位
授業目標
近年の制御の現場では、PCをベースとした計測、信号処理、通信による制御システムづくりを幅広く知っておくことが必要不可欠となっている。そこで、本講義では、演習・実験を通して、電子回路やメカトロニクスの基礎を学び、最終的には、PCを使って何かを制御するにはどうしたら良いかを自分達で考える力を習得する。また、実験を通して、グループで議論し合って問題解決に至る手順を習得するとともに、自分の考えを人に説明する能力も併せて習得する。
教科書
メカトロニクス基礎テキスト (新居浜高専・機械工学科)
参考書
なし
授業の進め方
演習と実験を交えた、体験型の講義形式で行なう。実験では、内容に応じて、1クラスを4班〜7班に分けてグループで実験する。毎回、講義ノート、実験レポートを提出する。また、学生による、実験プレゼンテーションを行なう。
授業内容
1. メカトロニクス総論
2. 制御システムの構成と要素
3. 電子回路1---電気基礎
4. センサー
5. アクチュエーター
6. 電子回路2---増幅回路
7. モーター
8. 中間試験
9. 制御の基礎1
10. 制御の基礎2
11. PCを用いたモーター制御1
12. PCを用いたモーター制御2
13. 産業応用事例1・プレゼンテーション
14. 産業応用事例2・プレゼンテーション
15. 期末試験
成績評価の方法
定期試験を60%、課題提出を20%、プレゼンテーションを20%とする。
学生へのメッセージ
機械を動くものとして仕上げること、つまり、最終的に機械に命を吹き込むのは、電気・電子工学的な要素です。世の中の殆どの機器は、メカトロニクスといっても過言ではありません。その代名詞といえるのは、やはりモーターでしょう。モーターはいろんなところに使用されています。本講義を通して、モーターの制御方法を習得することを通して、動くものを「制御する手段」を学んでください。