授業科目 担当教員 開講期
熱機関
(Heat Engine)
松岡 俊雄 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11230 4年 機械工学科   1単位
授業目標
熱力学の延長線上に外燃機関、内燃機関を捉え、熱力学がいかに熱機関の理論面に応用されているかを学ぶ。また、環境問題を考える上で低温廃熱を利用する上でも重要な冷凍機と空気調和についても学習する。
教科書
熱および熱機関 泉亮太郎・寺田耕・山口誉起 著 (共立出版)
参考書
内燃機関講義  長尾不二夫 著 (養賢堂)、
冷凍および空気調和 山田治夫 著 (養賢堂)  その他多数 
授業の進め方
原則として教科書に沿って進めるが、必要に応じて教材を配布して補足する。各授業の終わりに簡単な練習問題を課して、次回の授業の始めに答案を返して回答の解説を実施し、授業の理解を深める。
授業内容
1 SI系単位の説明 熱力学の第1法則 理想気体 内燃機関の種類と分類
2 オットーサイクルとディーゼルサイクル pV線図
3 カルノーサイクルと熱力学の第2法則 
4 ポリトロープ変化 ガソリン/ディーゼル機関の構造
5 内燃機関の異常燃焼とオクタン価とセタン価
6 仕事と熱量の関係 内燃機関から排出される有害物質とその対策
7 外燃機関 Tv線図 相変化
8 中間試験
9 外燃機関 Ts線図 蒸気原動所のサイクル 
10 hs線図の使い方 蒸気タービン内の蒸気の挙動
11 蒸気タービンの構造 反動度 羽根車三角形
12 蒸気原動所のサイクルと熱勘定
13 自動車と自動二輪車
14 冷凍サイクルと空気調和
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験の結果を80%、演習問題の解答内容を20%として評価する。
学生へのメッセージ
熱力学で学んだ内容を熱機関を理解する上でいかに応用するかを学んでください。授業の最初に渡す「SE系諸単位の記号と換算一覧表およびSI系単位で用いられる十進法接頭語」と電卓、定規を常に持参して受講することが必要です。
学習・教育目標(複合融合)  B 学習・教育目標(生物応用化学)