授業科目 担当教員 開講期
技術者倫理
(Special Lecture 2)
谷本 修治・高橋 知司・中山 享・榊原 久司・佐藤 眞一・吉川貴士 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
10700 5年 全学科   1単位
授業目標
技術が社会や自然に与える影響を知ることにより、技術者としてのモラルの大切さを理解し、技術者として倫理規定に基づいた判断ができる。
教科書
はじめての工学倫理  斉藤了文、坂下浩司 著  (昭和堂)
参考書
第二版大学講義技術者の倫理入門  杉本泰治、高城重厚 著  (丸善)
実践的工学倫理  中村収三 著  (化学同人)
技術者倫理の世界  藤本温 編  (森北出版)
技術者倫理入門  谷垣昌敬 監修、吉村忠与志、戸島貴代志 著  (オーム社)
授業の進め方
教科書を中心に、様々な事例を紹介しながら、説明や討論を交えて授業を進める。ほぼ毎回課題を与える。
授業内容
第1回:序論(なぜ技術者倫理か?、工学の知識の特徴)
第2回:工学の倫理概念について(倫理問題の解決法)
第3回:応用倫理(環境倫理と工学倫理)
第4回:Profession(技術者)としての責任
第5回:技術者と組織の対立
第6回:リスク・マネージメント
第7回:セクシャル・ハラスメント
第8回:倫理規程
第9回:消費者を守る責任
第10回:知的財産権
第11回:賄賂
第12回:製造物責任法について
第13回:トレードオフ
第14回:安全と設計
第15回:企業秘密を守る
成績評価の方法
報告書の内容を100%として評価する。
学生へのメッセージ
科学技術が関わる事故が起こるたびに企業倫理が問題にされるが、その本質は技術者個人のモラルにある。倫理の問題に絶対的な正解はなく、ある解答には必ず反対意見があり、議論を尽くしてより優れた解答を求めることが我々のできる最善です。技術者の意思決定にはこのような倫理的側面がつきまとうことを理解し、広い視野を持つことと自分で考えることの重要性を認識してほしいと思います。
学習・教育目標(デザイン工学) A-2 学習・教育目標(生物応用化学) A-2