授業科目 担当教員 開講期
ヨーロッパ思想特論
(The European thought)
木本 伸 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18521 5年 全学科 選択 2単位
授業目標
この授業のテーマはヘブライズム(聖書の宗教)である。特に『旧約聖書』はキリスト教・ユダヤ教(およびイスラム教)の聖典であり、また近代科学など現代社会を規定する思想の母体ともなった。この授業では、旧約聖書から特に『創世記』と『出エジプト記』を取り出して解説し、そこに記された思想と近代科学の関係について省察する。また、『旧約聖書』を背景とする世界史の物語として、ナチズムやイスラエルの建国についても一瞥したい。
教科書
配布資料
参考書
創世記  (岩波文庫)    出エジプト記  (岩波文庫)
授業の進め方
基本的文献を提示して、それを解説・解読していく。参考書として購入したもの以外については、こちらで配布資料を用意する。また映像資料も有効に利用したい。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス 1 キリスト教と近代科学(1)
2 イスラエルの建国(1) 2 キリスト教と近代科学(2)
3 イスラエルの建国(2) 3 キリスト教と近代科学(3)
4 一神教の成立(1) 4 ヨーロッパ中世の世界観(1)
5 一神教の成立(2) 5 ヨーロッパ中世の世界観(2)
6 『創世記』(1) 6 宗教改革とは何か(1)
7 『創世記』(2) 7 宗教改革とは何か(2)
8 中間試験 8 中間試験
9 『創世記』(3) 9 キリスト教批判の思想(1)
10 『出エジプト記』(1) 10 キリスト教批判の思想(2)
11 『出エジプト記』(2) 11 ナチズムの思想と背景(1)
12 『出エジプト記』(3) 12 ナチズムの思想と背景(2)
13 共観福音書(1) 13 ふたたびイスラエルへ
14 共観福音書(2) 14 総括
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験(80%)と出席状況(20%)により評価する。
学生へのメッセージ
ヘブライズムは激動する現代社会を理解する上で不可欠の知識の一つである。授業中に示す参考文献のいくつかは自分で通読してほしい。
学習・教育目標(デザイン工学)   学習・教育目標(生物応用化学) D-3