授業科目 担当教員 開講期
化学2
(Chemistry 2)
矢野 潤・柴田 亮 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18300 2年 全学科 必修 2単位
授業目標
 化学2では、化学1で学んだ酸化還元の応用として電気分解を学んだ後、我々の生活に関わりの深い無機物質および有機物質について、性質、構造、反応、用途などを具体的かつ系統的に学習する。さらに、代表的な天然および合成高分子化合物について学習する。また、化学物質に起因する環境問題を理解するための基礎的事項を学ぶ。

教科書
新編高専の化学(第2版)  春山志郎監修 (森北出版)
新編セミナー化学IB+II(2003)      (第一学習社)
参考書
総合図説化学  佐野博敏・花房昭静 監修 (第一学習社)
授業の進め方
 授業は、基本的に教科書に従って進めるが、できるだけ身近な物質や新しい物質、環境問題との関係を取り上げる。前期後期各1回程度の学生実験と分子模型の利用により理解を助ける。また、授業中の小テストや演習、宿題などにより、理解の定着をはかる。
授業内容
前期 後期
1 電気分解 1 炭化水素の分類と命名法
2 学生実験(電気分解) 2 炭化水素の反応
3 無機物質、水素とその化合物 3 分子模型を用いる実習
4 第14〜15族元素とその化合物 4 含酸素有機化合物−1
5 第16〜17族元素とその化合物 5 含酸素有機化合物−2
6 アルカリ金属元素とその化合物 6 含酸素有機化合物−3
7 アルカリ土類金属元素とその化合物 7 芳香族化合物
8 中間試験 8 中間試験
9 遷移金属元素の特徴 9 有機化合物を用いる実験
10 第8〜10族元素とその化合物
10 天然高分子化合物
11 第11族元素とその化合物 11 合成高分子化合物−1
12 金属化合物を用いる実験 12 合成高分子化合物−2
13 有機化合物の特徴と構造 13 環境と化学物質−1
14 有機化合物の構造式の決定法 14 環境と化学物質−2
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を75%、平常点(小テスト、レポート、宿題、授業態度等)を25%で評価する。
学生へのメッセージ
化学1の内容をよく理解していること、数学の指数計算、対数計算ができることを前提とする。
毎回の授業をよく聴き必ず復習すること。身の回りの物質に関心を持ってほしい。