授業科目 担当教員 開講期
物理1
(Physics1)
塩原 正雄・平木 弘一・竹田 正・矢野 潤 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18270 1年 全学科 必修 2単位
授業目標
高専において物理は他の専門科目の基礎となるものである。物理1では、まず生活に欠かすことの出来ない電気について、その基本的な性質を理解し、安全に利用できるようにする。続いて、身近な現象の波について、その一般的性質を学び、音波、電波、光波などの波について理解することを目的とする。
教科書
高等学校物理T 兵藤俊夫他19名著 三省堂
参考書
ハイパー物理T 三省堂
授業の進め方
授業は、基本的に教科書を中心にした講義形式で行う。物理を身近に感じ、理解を促すためになるべく多くの演示実験を取り入れる。また理解の定着をはかるために、授業の進行に合わせ、プリントを用意するとともに、適宜小テストや演習、宿題を課す。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス、
電気の利用、電気で使われる量
1 試験の解答・解説、
重ね合わせによってできる波
2 オームの法則、抵抗の接続 2 波の干渉、定常波、反射
3 電気のはたらきとその正体、
回路の短絡と断線
3 ホイヘンスの原理、回折、反射
4 問題演習 4 屈折、全反射、
問題演習
5 モーターと発電機、モーターのはたらきと構造、磁場 5 音波とその要素、音のいろいろな性質
6 モーターが回転する原理、交流の発電 6 弦の固有振動、
気柱の固有振動、共振、共鳴
7 問題演習 7 ドップラー効果、
問題演習
8 中間試験 8 中間試験
9 試験の解答・解説、
交流と電波、家庭に来ている交流電気
9 試験の解答・解説、
光、光とは何か
10 変圧器の仕組み、電波の発生 10 光の反射、屈折
11 問題演習 11 光のつくる像
12 いろいろな波、波の伝わり、
波を表すいろいろな量
12 レンズとその像
13 波の表し方 13 光の干渉と回折、光の分散・偏光
14 波の種類と波の図示、
問題演習
14 問題演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を80%、平常点(授業態度、レポート、宿題、小テスト等)20%で評価する。
学生へのメッセージ
身近な現象の性質を知るとともに、物理では考え方を理解してほしい。式や解き方を暗記するのではなく、式の意味を理解し、問題解決の手順を理解してほしい。