授業科目 担当教員 開講期
数学A-1
(Mathematics A-1)
篠原賢剛・鈴木博之・千葉克夫・柳井忠・西谷郁夫 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18200 1年 全学科 必修 4単位
授業目標
数学的なものの考え方を身につけさせるとともに、基本的な計算力を養う。具体的には、中学校での学習を発展させ、基本的な数式の計算ができるようにする。基本的な関数である2次関数、指数関数、対数関数を習得する。関数とグラフ、方程式、不等式について、互いの関係を考えながら理解を深める。
教科書
新編高専の数学1  田代嘉宏、難波完爾 編  (森北出版)
参考書
新編高専の数学1問題集 田代嘉宏 編  (森北出版)
授業の進め方
授業は、教科書・問題集・プリントをもとに、板書にて進める。演習は、授業時間内外を問わず高密度に入れる。また、授業内容をより定着させるため、頻繁に宿題を課し、小テストを行う。理解の助けのため、補助教材として数式処理電卓などの機器を使用することもある。
授業内容
前期 後期
1 数学学習の心構え・方法、授業の概要、整式の加法・減法、整式の乗法

1 命題(以上§6)
2 因数分解、整式の除法 2 恒等式、部分分数分解、因数定理、組立除法
3 整式の約数・倍数、有理式(以上§1) 3 3次方程式・4次方程式
4 実数、実数の大小関係(※ここで1次不等式(§5)も扱う) 4 高次の不等式、等式・不等式の証明(以上§7)
5 平方根を含む式の計算、繁分数式(以上§2)
5 関数、平行移動・対称移動(※ここで三角関数の平行移動(§12)も扱う)
6 2次関数のグラフ 6 べき関数、分数関数、無理関数
7 2次関数の最大・最小(以上§3) 7 無理関数(続き)、逆関数(以上§8)
8 中間試験 8 中間試験
9 2次方程式の解の公式、複素数 9 累乗と累乗根
10 2次方程式の解、判別式 10 指数の拡張
11 解と係数の関係(以上§4) 11 指数関数(以上§9)
12 グラフと方程式の解、不等式 12 対数
13 2次不等式(以上§5) 13 対数関数
14 集合 14 対数関数(続き)(以上§10)
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
年4回の定期試験の点数を6割、平常点を4割とし、総合的に評価する。平常点は、小テスト、課題提出、授業態度等を同程度に評価して算出する。
学生へのメッセージ
数学は、工学の言葉である。そして技術者は工学を駆使・発展させて新しいものを創造し、人類の進歩に貢献する。このように数学は本校にあっては、極めて重要である。数学力は、数学の心をつかむこと、計算力を養うことに尽きる。そして、計算力をつけるには反復練習しかない。学習の仕方としては、家庭あるいは寮での勉強は欠かせない。中学で数学が得意であった人はどんどん先へ進むこと。その人達には予習中心の勉強を勧める。復習は出された課題をこなす程度でよい。数学が得意でなかった人は復習中心の勉強をすること。いずれにしろ、問題はどんどん解いてゆくことである。また、質問(授業中あるいは放課後)は大歓迎である。