授業科目				担当教員			開講期
電気情報基礎 (Electric and Information Fundamentals )				稲見和生			通年
科目番号				対象学年			必修・選択の別		単位数
17170				1年　電気情報工学科			必修		3単位
授業目標 電気回路に対する基本概念を理解し、直流回路で扱う種々の電気系量（電圧、電流、抵抗、コンダクタンス、静電容量、電力、電力量など）の定義、単位記号及びこれらの間に成立つ関係への理解を深める。 これらを通して、直流回路において生じる合成抵抗や合成コンダクタンスおよび電圧、電流を導出する方法や問題解答の基本的な記述法を身に着けることを目標とする。
教科書 電気基礎1　新訂版　片岡昭雄　監修　実教出版 参考書 基本式の理解と活用　実教出版
授業の進め方 授業は質問形式で学生自らが考え理解する形態をとり小テストも行う。さらに、アドバイザーによる少人数指導型の科目である「電気情報基礎演習」において、個別指導し理解を深める。
授業内容 前期 後期 1 履修ガイダンス、専門科目の授業の進め方、基礎知識確認試験 1 ホイートストンブリッジ 2 電気回路とは、電荷と電流の定義 2 ホイートストンブリッジ（小テスト） 3 電圧・起電力・電位（小テスト 3 電池の内部抵抗、スイッチの働き 4 単位や量とその記号、単位の接頭語 4 電池の直列接続、並列接続（小テスト） 5 オームの法則（小テスト） 5 キルヒホッフの第1法則 6 諸量の間に成立つ関係の記述法、単位との関連 6 キルヒホッフの第2法則（小テスト） 7 記述問題の解答の記述の仕方（小テスト） 7 複雑な回路の電流導出 8 中間試験 8 中間試験 9 抵抗の直列接続 9 電流の発熱作用 10 抵抗の並列接続（小テスト） 10 電力と電力量（小テスト） 11 複雑な回路の電位分布、合成抵抗、合成コンダクタンス 11 抵抗率 12 複雑な回路の電位分布（小テスト） 12 導電率（小テスト） 13 分流器 13 平行板コンデンサの静電容量 14 倍率器（小テスト） 14 コンデンサの直並列接続（小テスト） 15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法 定期試験を70%、平常点を30%で評価する。平常点は、小テストを100点満点、これに加えて、授業中、質問解答数を1回5点で評価する。この2項目の和を100点満点に換算して平常点とする。
学生へのメッセージ この科目の授業内容に関する演習を「電気情報基礎演習」で行う。小グループに分かれて指導を受ける。 この科目では、直流回路について勉強するが、交流回路については2年次の回路理論1で行う。