授業科目 担当教員 開講期
電気工学実験3
(ElectricExperiments 3 )
稲見和生・尾西康次・皆本佳計・香川福有・横山隆志 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12850 5年  電気工学科 必修 5単位
授業目標
実際の装置、機器に触れることにより、電気機器、電子回路等、専門科目の授業内容への理解を深めさせるとともに、各種機器、測定器、集積回路、マイクロコンピュ―タ等の取り扱いを身につけることを目標とする。
教科書
電気工学実験3指導書   新居浜高専・電気工学科編集
参考書
電気回路 電子回路、自動制御に関する教科書など
授業の進め方
前期、後期とも、クラスをA,B、2グル―プに分けて、前半はAグル―プが強電部門の、Bグル―プが弱電部門の実験をそれぞれ行い、後半は交代する。実験は2〜5名の班に分かれて行う。1つのテ―マは1〜2週間で終了する。報告書は実験終了後、1週間以内に提出させるとともに、実験内容に関する口頭試問を行う。
授業内容
前期:
制御部門
コンピュータを用いたDCモータの駆動

1. 電動機速度測定法(ロータリエンコーダの動作原理)
2. 電動機の等価回路定数の導出(電機子等価回路、速度減衰特性)
3. フルブリッジICを用いたチョッパ動作による可変DC電源の動作原理
4. コンピュータを用いたDCモータの駆動


電子回路部門

1. 演算増幅器の応用回路
2. 各種発振回路の実験1ウィーンブリッジ・コレクタ同調・ハートレー発振回路
3. 各種発振回路の実験2
水晶発振回路・移相形CR発振回路

4. 論理演算1(組み合わせ回路)
5. 論理演算2(演算回路)

後期:
電子回路部門

1. 結合Tr増幅回路の設計・製作
2. 波形整形回路
3. 三角波発生回路
4. マルチバイブレータ
5. 光源の各種特性の測定
6. D/A,A/D変換回路

制御部門

1. 高電圧工学実験
2. 多関節ロボットの操作
3. ワンボードマイコンに関する実験
4. PID制御に関する実験
5. シーケンス制御に関する実験
6. インバータに関する実験
成績評価の方法
報告書の内容及び実験中の態度を70%、口頭試問への応答を30%として評価する。なお、報告書が一つでも提出されない場合には、単位は認定されない。また、欠席の場合、原則として追実験を行う。
学生へのメッセージ
レポートは単位に注意してデータ整理し、求められた物理量の意味を把握するように努めてほしい。特に考察は教科書参考書などの記述を理解し、口頭試問において自分の言葉で説明できるようにしておくこと。
無線従事者・電気工事士・電気主任技術者・情報処理技術者関連科目である。
なお、本科目はJABEE認定プログラムの学習・教育目標Cに対応する。
学習・教育目標(デザイン工学) C 学習・教育目標(生物応用化学)