授業科目 担当教員 開講期
電気通信
(Telecommunications)
佐藤 眞一 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12460 5年 電気工学科  必履修 2単位
授業目標
 電波は携帯電話などに使われ、身近なものになって来ている。電波(電磁界)が満足する式、電波の特性、電波を用いた応用例、電波を用いた情報伝達のメカニズムなどを講義する。到達目標としては、分布定数線路、平面波、導波系、基本アンテナそれぞれの基本特性を理解し、また、電波を用いた通信に関係する電波伝搬特性の基本知識を身につけることを目標とする。
教科書
電波工学  安達三郎、佐藤太一 著  (森北出版)
参考書
電波工学  長谷部望 著  (コロナ社)
授業の進め方
授業は教科書に沿って板書で進めるが、現象を物理的に理解できるようにポイントを板書に記載する。また、できるだけ多く演習を行い、学んだことがどのように使われるかを理解させる。講義内容の丸暗記ではなく、考え方の展開が重要であり、この点を確認するために小テストを随時行う。
授業内容
前期 後期
1 高周波伝送路の形式
1 変位電流とマクスウエルの方程式
2 分布定数線路の基本特性 2 平面波
3 負荷付分布定数線路の入力インピーダンス 3 ポインティング電力、偏波
4 反射係数と定在波比 4 電気ダイポールアンテナ
5 整合回路、平衡・不平衡変換回路 5 方形開口面アンテナ
6 スミスチャート 6 アンテナ定数
7 演習 7 演習
8 前期中間試験 8 後期中間試験
9 導波管内の電磁界 9 アンテナの基本的電気性能
10 導波管の群速度と位相速度 10 アレーアンテナ
11 導波管の遮断周波数、各種モード 11 各種アンテナの分類
12 導波管の各種部品 12 電波伝搬の概要
13 光導波路 13 フェージング、ダイバーシチ受信
14 演習 14 演習
15 前期期末試験 15 後期期末試験
成績評価の方法
定期試験を70%、小テストを30%で評価する。
学生へのメッセージ
 授業中、先生からの一方通行ではなく、なぜそうなるのか等物理現象を自分で考える癖を付け、必要なら質問をし、自分に取り込んだ形で講義を聴くように意識的に努力すること。本科目は、電気主任技術者関連科目である。
学習・教育目標(デザイン工学) A2 学習・教育目標(生物応用化学)