授業科目 担当教員 開講期
電気法規
(Electric Laws )
奥坂 熙 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12450 5年  電気工学科 必履修 1単位
授業目標
電気関係の法律としてはどのようなものがあるか。また、これらの法律がなぜ必要であるかを示すとともに、電気事業法に基づく事業規制、保安規制ならびに電気施設全体の総合したものの管理について説明する。
 本科目では、
(1)電気関係法律の概要と電気事業との関係の理解
(2)電気工作物の保安規制と技術基準の理解
することを目的とする。
教科書
改訂版 電気法規と電気施設管理   竹野正二著   東京電機大学出版局
参考書
電力小六法 エネルギーフォーラム 絵とき電検三種完全マスター   法規編   オーム社
授業の進め方
講義は教科書に沿って進めるが、電気事業法および関連法規の条文も適宜紹介する。また、小テスト、演習問題等を実施し、内容の理解を助ける事とする。
授業内容
1 1. 電気関係法規の大要と電気事業
2 法律の必要性
3 電気事業の種類と特質
4 電気事業と電気法規の変遷
5 電気事業法の目的と事業規制−1
6 電気事業法の目的と事業規制−2
7 計量法、電源開発促進法等
8 中間試験
9 2. 電気工作物の保安規制
10 事業用電気工作物の保安
11 一般用電気工作物の保安
12 3. 電気工作物の技術基準
13 発電所・変電所の電気工作物
14 電線路
15 期末試験
成績評価の方法
評価は前期2回の定期試験の結果(80%)と小テストの結果(20%)とを総合して行う。
学生へのメッセージ
基本的な法令用語を理解し、法律の構成要素について認識を深めて欲しい。また、電気事業と電気事業法の大要をつかみ、口頭試問において自分なりの説明ができるようになって欲しい。電気法規は前縁度に学習した電力工学1や5年次に学習する電力工学2とともに電気主任技術者認定に必ず必要な科目の一つである。将来、電気主任技術者の認定を受けよう考えている人は必ず修得してください。さらに、卒業後に電気工事士試験の学力試験免除にも必ず必要な科目です。