授業科目 担当教員 開講期
電子工学2
(Electronics2)
小松 文章 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12250 4年 電気  必履修 2単位
授業目標
 電子工学1で学んだpn接合の理論に基づき、接合形トランジスタ、電界効果トランジスタの動作機構を講義する。また、集積回路、半導体光電変換素子(受光素子、発光素子)、レーザ等、さらに、電磁界の存在する空間での電子運動について講義する。到達目標としては、トランジスタの動作、特性を理解し、半導体応用各種素子特性、レーザ等量子電子工学の基礎知識を身につけることを目標とする。
教科書
改訂電子工学  西村信雄、落山謙三 著  (コロナ社)
参考書
トランジスタ  電気学会通信教育会 著  (電気学会)
授業の進め方
授業は教科書に沿って板書で進めるが、現象を物理的に理解できるようにポイントを板書に記載する。また、できるだけ多く演習を行い、学んだことがどのように使われるかを理解させる。講義内容の丸暗記ではなく、考え方の展開が重要であり、この点を確認するために小テストを随時行う。
授業内容
前期 後期
1 接合トランジスタの動作機構 1 電界による電子の加速
2 トランジスタの特性 2 一様な電界中の電子の運動
3 トランジスタの等価回路 3 磁界中の電子の運動
4 各種トランジスタ 4 電磁界中の電子の運動
5 電界効果トランジスタ 5 静電偏向
6 集積回路 6 電磁偏向
7 演習 7 演習
8 前期中間試験 8 後期中間試験
9 光導電効果と光導電素子 9 量子電子工学の歴史
10 ホトダイオード、ホトトランジスタ 10 光放出の原理
11 ルミネセンス、発光ダイオード 11 レーザとメーザの相違
12 ホール素子、サーミスタ 12 ガスレーザ、固体レーザ
13 ガン、pinダイオードと液晶 13 半導体レーザ
14 演習 14 演習
15 前期期末試験 15 後期期末試験
成績評価の方法
定期試験を 70 %、小テストを 30 %で評価する。
学生へのメッセージ
 授業中、先生からの一方通行ではなく、なぜそうなるのか等物理現象を自分で考える癖を付け、必要なら質問をし、自分に取り込んだ形で講義を聴くように意識的に努力すること。なお、本科目は「電子工学1」(3年電気)から継続されている。

学習・教育目標(デザイン工学) A2 学習・教育目標(生物応用化学)