授業科目				担当教員			開講期
電気磁気学1 (Electromagnetics 1)				井門英司			後期
科目番号				対象学年			必修・選択の別		単位数
12200				3年　電気工学科			選択		1単位
授業目標 電気磁気学1では、電荷に関する基礎的な物理量として、電界、電位（差）、電束（密度）、静電容量、エネルギー、力などの概念とそれらの関係を例題を交えて講義する。 そして、これらに関連する問題の演習等によって理解を深め、具体例に適用して目的の物理量を算出する力を身につけることを目標とする。
教科書 電気磁気学　　 石井良博　　著　　 （コロナ社） 参考書 詳解電磁気学演習　　 後藤憲一・山崎修一郎　　著　　 （共立出版）
授業の進め方 講義と演習を並行して進める。また、適当な時期に小テストまたは臨時試験を行って、理解度を点検する。
授業内容 1 静電容量とコンデンサ 2 コンデンサの接続と電荷量 3 コンデンサに蓄えられるエネルギー 4 臨時試験 5 静電容量の計算（1）平行板、同心球 6 静電容量の計算（2）同心円筒 7 誘電体と誘電率 8 中間試験 9 誘電体の分極と電束密度 10 電束密度・電界・誘電率の関係 11 誘電体の境界面における電界と電束密度の条件 12 臨時試験 13 静電エネルギー 14 仮想変位法による力の計算 15 期末試験
成績評価の方法 定期試験、臨時試験（小テストを含む）の成績を80%、課題提出物を20%の割合で評価する。
学生へのメッセージ 　電気磁気学は電気工学の基礎となる原理や法則をまとめたものです。したがって、その内容は電気工学科の学生として、どうしても身につけておかねばならないものです。 　特に、電界、電位、静電容量、磁界、インダクタンスなどの物理量の意味をしっかりと身につけて、自分自身の言葉でその説明ができるように心がけて下さい。 　この科目は4年の「電気磁気学 2」に続く。また、5年の「電力工学 2」では、送電線の放電現象と静電容量の計算に必要である。また、多くの大学、専攻科の電気系学科等への進学に際し、その学力試験には電磁気学、電気回路が課せられている。本科目は、無線従事者・電気工事士・電気主任技術者関連科目である。