授業科目 担当教員 開講期
電子制御実験1
(Laboratory on Electronic Control )
榊原 久司・山田 正史・占部 弘治 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
13831 4年  電子制御工学科(D) 必修 3 単位(必修)
授業目標
電気回路、電子回路、制御工学及び電気機器などで学んだ知識を、実験を通して体得させることを目標とする。又、実験に関する口頭試問は、各自の理解している内容を他の人にわかりやすく説明する能力を養うというねらいを持つ。
各実験題目について、以下の評価項目が達成されることを目標とする。
 1。目的、原理および方法を理解し、安全に配慮し、自ら考えながら実験を遂行できること、また、実験データを表やグラフに整理して、実験結果を考察できること。
 2。実験内容、原理、実験結果などについてわかりやすいレポートにまとめられること、他の人にわかりやすく説明できること。
教科書
新居浜高専・電子制御工学科編集
参考書
授業の進め方
クラスを半分ずつ2班に分け、電子創作実習と同時開設で、2週毎に交代しながら実施する。
授業内容

前期
 第1週〜第15週 下記実験テーマに関する実験、表計算ソフト・プレゼンテーションソフト・プログラムなどによる実験結果のまとめ、口頭試問
・直流分巻電動機の特性試験
・位相制御整流回路
・DCサーボモータの機器定数の測定
・ひずみゲージによる応力測定
・ダイヤルゲージ、マイクロメータの精度測定
・電気回路における諸定理の検証

後期
 第16週〜第30週 下記実験テーマに関する実験、表計算ソフト・CAD・プログラムによる実験結果のまとめ、口頭試問
・ひずみ波の周波数分析
・三相交流回転磁界による同期回転
・変圧器の特性測定
・ステッピングモータの動作特性
・電気系の過渡応答特性
・DCサーボモータのエネルギー変換
・三相変圧器の結線とその特性
・機械系・熱系の過渡応答特性
成績評価の方法
レポート50%、口頭試問40%、実験への取り組み姿勢10%で評価する。
レポート及び口頭試問でコミュニケーション能力(論理的な文章表現能力、わかりやすく他者に説明する能力)を評価して、コミュニケーション能力の項目が最低限必要なレベル(60%)に達しない場合にはレポート再提出もしくは再度の口頭試問を課す。
学生へのメッセージ
1班2〜3人の構成で、考えながら実験を行うことに重点を置くので、十分に予習をして何を実験するのかを理解した上で受講すること。報告書は、所定の期日までに必ず作成して提出のこと。この科目は電子制御実験2(電子制御工学科5年)に続く。