授業科目 担当教員 開講期
電子計算機2
(Electronic Computer 2)
松村 弘志 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
13341 4年 電子制御工学科 必履修 2単位
授業目標
マイクロプロセッサの構成、機能および使い方について、 主にZ-80CPUを具体例として取りあげて解説し、 マイコンを機械語レベルで取り扱いに対応するアセンブリ言語の命令知識を習得させる。 更に、マイクロコンピュータの利用技術を踏まえて、周辺機器との働きについて理解を深める。また、近年から最新のネットワークのコンピュータ関連技術についても紹介し、知識を持たせる。
目標は、マイクロコンピュータの基本構成と機能動作を学びアセンブリ言語の基本命令および演算命令の処理を理解して、周辺装置の入出力制御方式の基本動作やネットワーク化のための基本要素や構成についての知識を身につけることである。
教科書
マイクロコンピュータ講義  青木由直 恩田邦夫著  昭晃堂
参考書
論理回路入門  浜辺隆二著  森北出版
授業の進め方
講義で説明と共に、予習・復習理解度の評価のために、 課題を課す。 また、ノートチェックを行う。
授業内容
前期 後期
1  コンピュータの基本構成  プロセッサの入出力信号 1 サブルーチン命令
2  メモリの入出力信号 2  転送命令、入出力命令
3  バス信号の入出力信号 3  ブロック入出力命令
4  アドレス指定と入出力ポート 4  割り込み方式
5  CPUの基本構成と演算機能 5  優先割り込みと複数割り込みの処理
6  算術演算の種類 6  アナログ伝送信号のインターフェース
7  論理演算、シフトと回転 7  ディジタル伝送信号のインターフェース
8  前期中間試験 8  後期中間試験
9  CPUの基本原理と命令 9  分布定数伝送路
10  マシン語とアセンブリ言語 10  ノイズとアイソレーション
11  アセンブリ言語の記法 ロード命令 11  パラレルインターフェース、
12  アセンブリ言語の記法 ジャンプ命令 12  シリアルインターフェース
13  アセンブリ言語の記法 算術演算命令 13 伝送通信方式、
14  アセンブリ言語の記法 論理演算命令、シフト・回転命令 14  伝送誤り検出(パリティ、CRC)
15  前期末試験 15  学年末試験
成績評価の方法
中間試験・期末試験70%, 理解度テスト:10%,理解演習:20%
学生へのメッセージ

本科目は、電子制御工学科3年で学んだ電子計算機1の継続科目となる。また、本科目は電子創作実習と密接に関わり合っているので、本科目で基礎をしっかりと理解して電子創作実習に取り組んで欲しい。

学習・教育目標(デザイン工学)  B 学習・教育目標(生物応用化学)