授業科目				担当教員			開講期
制御工学2 (Control Engineering 2)				山田 正史			前期
科目番号				対象学年			必修・選択の別		単位数
13310				5年　　電子制御工学科（D）			必履修		1単位
授業目標 4年の制御工学1に続く科目である。制御系の安定性とその判別法について学び、古典制御理論による制御系の解析に関する部分を終える。続いて、制御系の設計手法として、位相進み補償、位相遅れ補償、PID調節計について講義を行う。 閉ループ制御系の安定性、定常特性等の特性解析手法および、特性補償法などの古典的制御系設計の手法を理解することを目標とする。
教科書 制御基礎理論　中野 道雄、美多 勉 著　昭晃堂 参考書
授業の進め方 講義の後、適宜、演習を実施する。
授業内容 1 フィードバック制御系の安定性について 2 　ナイキストの安定判別法 3 制御系の安定度 4 演習 5 共振値と過渡特性 6 ニコルス線図 7 　演習 8 　＜前期中間試験＞ 9 　制御系の特性補償（1） （直列補償、並列補償） 10 制御系の特性補償（2） （位相遅れ補償） 11 演習 12 制御系の特性補償（4） （位相進み補償） 13 制御系の特性補償（5） （PID調節計） 14 演習 15 ＜前期末試験＞
成績評価の方法 定期試験:70%、小テスト・レポート:30%で評価する。
学生へのメッセージ 4年の制御工学1に続く科目である。この2科目は後期のロボット工学を学ぶ上での基礎にもなっている。