授業科目 担当教員 開講期
制御工学1
(Control Engineering 1)
深山 幸穂 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
13300 4年  電子制御工学科(D) 必履修 2単位
授業目標
伝達関数とブロック線図によるシステムの記述法、および、これを用いたシステムの入力や、外乱に対する応答特性の解析法を理解し、応用できること。
教科書
制御基礎理論 中野 道雄、美多 勉 著 昭晃堂
参考書
授業の進め方
講義の後、適宜、演習を実施する。
授業内容
前期 後期
1 自動制御の考え方、その歴史と分類  1 伝達関数の基本形
2 信号の伝達とブロック線図 2  フィードバック制御系のブロック線図
3 ブロック線図の等価変換、シグナルフロー線図 3 フィードバック制御系の定常特性
4 演習 4 演習
5 ラプラス変換の定義と基本的な関数のラプラス変換 5 フィードバック制御系の過渡特性(1)
6 ラプラス変換の計算 6 フィードバック制御系の過渡特性(2)
7 演習 7 演習
8  <前期中間試験> 8  <後期中間試験>
9 ラプラス逆変換と展開定理 9 周波数応答の定義
10 ラプラス逆変換の計算と応用 10 ベクトル軌跡
11 演習 11 演習
12 ラプラス変換の応用−微分方程式の解法 12 ボード線図(1)
13 たたみこみ積分と伝達関数 13 ボード線図(2)
14 演習 14 演習
15 <前期末試験> 15 <学年末試験>
成績評価の方法
定期試験:80%、提出物:20%で評価する。
学生へのメッセージ
制御工学は電気、機械、化学系など、すべての工学システムを数学モデルで表現し、これをもとにしてシステムを安定かつ効率的に運用することを目的とする基礎理論である。このため、フィードバック制御系など制御の基本概念を説明し、数学モデルの構成に必要なラプラス変換を説明する。さらにこれを用いて伝達関数の概念とブロック線図によるシステムの構成法を説明し、システムの入力や、外乱に対する応答特性の解析について解説する。