授業科目 担当教員 開講期
情報処理3 
(Information Processing 3 )
田中 大二郎 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
13160 3年 電子制御工学科 必履修 2単位
授業目標
 情報処理3では情報処理2の受講を終えた者を対象に、コンピュータを仕事や研究のために役立てるために必要となる知識や技法について説明を行う。また、C++言語によるプログラミングの学習を通じて、コンピュータによって問題を処理するためのアルゴリズムについて学習を行い、機能的に優れ構造的にも明解で判り易いプログラムの作成能力を身につける。


教科書
プログラミング講義 C++   柴田望洋  (ソフトバンク株式会社)
参考書
 
授業の進め方
授業は、教科書・プリント・板書を中心に進め、適当な間隔で、コンピュータを用いた演習を行う。
授業内容
前期 後期
1 プログラミングの基本形、基本設計、構造化プログラミング
1 オブジェクトの基本形、シフト演算子、ビット論理演算子
2 基本的な規則、オブジェクトと型、演算子、式の評価
2 式の評価とポインタ、オブジェクト、アドレス
3 プログラムの流れの分岐、判断、if文
3 関数の呼び出しとポインタ、ポインタと配列
4 switch文、break文、while文
4 クラスの定義、クラスの作成
5 for文、配列、配列の初期化、複合代入
5 オブジェクトの動的生成、ポインタによる文字操作
6 多重ループ、多次元配列、識別子
6 クラスの作成、コントラクタ、メンバへのポインタ
7 標準ライブラリー、ストリーム入出力、処理子
7 デフォルトコンストラクタ、メンバ関数
8 <前期中間試験>
8 <後期中間試験>
9 関数の作成、関数の型、関数の定義 9 クラス型のメンバー、演算子の多重定義
10 関数の参照、値渡し、参照渡し、ポインタ 10 クラスと構造体と共用体、ポインターと構造体
11 データの並べ換え、配列の受け渡し、 11 例外処理、ライブラリー設計とエラー対策
12 再帰呼び出し、関数の多重定義 12 クラスとテンプレート、クラスの汎用性、クラスの派生
13 インライン関数、生成的な関数、テンプレート関数 13 保護派生、公開派生、クラスの継承
14 条件演算子、プロトタイプ宣言、ヘッダーの制作 14 ファイルのオープン、ファイルへの入出力
15 <前期末試験> 15 <学年末試験>
成績評価の方法
定期試験の成績で70%、演習の提出物で15%、授業の出席状況で15%にて評価する。
学生へのメッセージ
情報処理3は情報処理2の受講を終えた者を対象に授業を進める。情報処理2の基礎的な内容を再度復習しておくことを勧める