授業科目 担当教員 開講期
応用数学A
(Applied Mathematics A)
川崎 宏一 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
13111 4年 電子制御工学科 必履修 2単位
授業目標
 工学・生産技術の基礎となる各分野についての基本知識を理解・定着させることを目標とする。同時に、工学・生産技術への応用力を養成すること、即ち、数学ユーザーとしての問題解決能力を身につけることも目標とする。また、基礎学力の回復・維持、学生のモラル向上も目標とする。
教科書
応用数学  田河生長 著  (大日本図書)
新編高専の数学2  田代嘉宏・難波完爾編  (森北出版)
新編高専の数学3  田代嘉宏・難波完爾編  (森北出版)
参考書
応用数学問題集  田河生長 著  (大日本図書) 
授業の進め方
 次の3点により、学習内容の定着を図り、実力の養成を目指す。
(1)トレーニング主体とし、手を動かし自ら考える演習を行う。
(2)作図を多く取り入れ、数式理解に、図による理解を結合し、総合的理解を図る。
(3)応用例や実用例に言及し、幅広い知識を与える。
併せて、モラル教育を意識し、教官と学生の緊張のある信頼関係を築き、学習効果を増す。
授業内容
前期 後期
1  学習に取り組む意義、シラバス・学習方法の説明  1  前期末試験結果の説明・確認 
2  複素関数:複素数  2  ベクトル関数:ベクトルとは、内積
3  複素関数:オイラーの公式 3  ベクトル関数:外積
4  複素関数:極形式 4  ベクトル関数:ベクトル関数
5  複素関数:ド・モアブルの公式 5  実力試験演習
6  複素関数:複素関数 6  ベクトル関数:曲線、速度ベクトル
7  複素関数:試験前の演習、試験勉強法の説明 7  ベクトル関数:試験前の演習
8  前期中間試験 8  後期中間試験
9  前期中間試験結果の説明・確認 9  後期中間試験結果の説明・確認
10  複素関数:正則関数 10  ベクトル関数:スカラー場とベクトル場
11  複素関数:調和関数 11  ベクトル関数:勾配
12  複素関数:正則関数による写像 12  ベクトル関数:勾配の演習
13  複素関数:複素積分 13  ベクトル関数:発散、回転
14  複素関数:コーシーの積分定理 14  ベクトル関数:発散、回転の演習
15  前期末試験 15  学年末試験
成績評価の方法
定期試験を60%、小テスト・問題演習・課題提出物・授業中の質疑応答を40%として評価する。
学生へのメッセージ
本授業は工学・生産技術の基礎であり、将来の応用範囲は広い。基本事項とともに、応用例や実用例に極力言及するので、実社会・日常での事例にも関心を持ち、基礎・応用両面での理解を深めること。授業内容の定着を図るために演習によるトレーニングを行うので、積極的に参加すること。日々の努力を重視する成績評価の方法を採用しているので、授業中のマナーに気をつけて授業への集中に努力することも含め、毎回の授業を大切に受けること。また、試験も大切であり、計画的に準備すること。学習に取り組む意義をよく考え、知識と心の両面において成長を図ること。
学習・教育目標(デザイン工学)   学習・教育目標(生物応用化学)