授業科目 担当教員 開講期
セラミックスと化学
(Ceramics Chemistry)
中山 享 集中講義
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
61360 2年 生産工学専攻
(生物応用化学コース)
選択(SM-C) 1単位
授業目標
無機材料に属するセラミックスについて、従来学習してきた無機化学分野の基礎となる化学結合、化学反応および結晶構造の説明を行いながら、実用化されている先端材料(電子材料、磁性材料、光学材料および構造材料)の機能面について重点的に触れていく。また、工業的に最も重要である製造方法についても、新しい技術を盛り込みながら詳しく説明を行う。
教科書
工学のための無機化学  山下仁大 他著  (サイエンス社)
参考書
プリント
授業の進め方
座学形式で行う。少人数のため、質疑応答の機会を出来るだけ多く取り入れて授業を進める。
授業内容
1 元素と化合物:亜鉛(P78、79)、炭素(P86、87)
2 元素と化合物:スズ(P90、91)、銅(P102、103)
3 元素と化合物:希土類(P104、105)
4 元素と化合物:チタン(P106、107)、ジルコニウム(P108、109)
5 工業材料化合物(P122-127):ムライト、ゼオライト、コバルト顔料
6 工業材料化合物(P128-131):ペロブスカイト、フェライト
7 先端材料化合物(P136-139):PLZT、超伝導体
8 先端材料化合物(P140-149):YAG、リン酸カルシウム、ニューガラス
9 先端材料(P154-155):製造法
10 先端材料(P156-161):高温材料、電磁気材料
11 先端材料(P162-165):エネルギー、構造材料
12 先端材料(P166-169):光、化学機能
13 先端材料(P170-173):バイオセラミックス、結晶化ガラス
14 先端材料(P176-177):エコマテリアル
15 試験
成績評価の方法
講義終了後の試験(40%)、課題提出物(40%)と授業中の質疑応答などの平常点(20%)で評価する。
学生へのメッセージ
無機化学、分析化学、環境化学などの内容をベースに、セラミックス業界の最新情報も盛り込み、ポイントを抑えながら幅広い知識が得られるように授業を進めていく。隔年開講であり、本年度は開講する。
学習・教育目標(デザイン工学)   学習・教育目標(生物応用化学) A-1、B-4