プログラムについて
開発・設計・生産の各現場では、担当者どうしが目的を共有し、それぞれの意見やアイデアを出し合って、カイゼンのための設計情報を調整していく作業が不可欠であり、このような調整(すりあわせ)がきめ細かく行えることが、複雑な設計情報を製品に具現化できる地元企業の強みの一つとなっている。 このような背景から、本教育プログラムでは、「カイゼン力（深く考える力）」と「すりあわせ力（議論する力）」を併せ持つ技術者の育成を目指している。これらの力を習得するには、実務体験が不可欠であるため、本教育プログラムで修得した知識・技術を基に、地元企業の開発・設計・生産各現場での実務的知識・技術やカイゼン活動等あるいは、新居浜市の各プロジェクトへの参画等を通して、ものづくりの普遍的な側面を学ぶ機会を設けている。
このように、地元産業界および新居浜市や地域産業支援センター等との連携活動を積極的に活用した技術者教育が、本生産工学専攻機械コースプログラムの特徴である。本教育プログラムでは、地域連携の諸活動を重視・活用しながら、以下の学習・教育目標を涵養し達成している。