「第9回科学技術特別シンポジウム」を開催

 新居浜高専において2000年から毎年実施しております「科学技術特別シンポジウム」の第9回目となりました。「科学技術特別シンポジウム」の趣旨は、エンジニアを志す青少年をはじめ一般の市民に科学技術に親しむ多様な機会を提供し、科学技術に対する関心と理解を深めて、科学技術の振興を図るものです。学術研究又は教育研究の第一人者である方に講演していただき、地域企業の皆様、行政との交流を一層深めるとともに、日本を支えていく科学技術について一緒に考え、新しい科学技術の進展を図り、新産業創出に寄与していこうと考えております。

 今回は「光材料の応用研究の最先端」と題しまして、光応答で機械変形する有機結晶という最先端研究に挑戦されている立教大学理学部化学科入江正浩教授、及び、透明導電膜・遮熱透明膜等の広くかつ高度な用途を有する酸化亜鉛膜研究をベースに大学発ベンチャーを立ち上げられた、(株)ZnOラボ取締役社長、高知工科大学総合研究所 山田晃男教授に講演をお願いいたしました。また、本校・専攻科生によるパネル展示方式の研究成果紹介も8件行いました。

日 時平成20年7月18日(金) 14:30〜16:40
場 所新居浜高専 第1会議室
内 容
講演1「光応答で機械変形する有機結晶」
講 師立教大学理学部化学科 入江 正浩 教授(九州大学名誉教授)
講演2導電膜へ広がる可能性を酸化亜鉛に求めて
講 師(株)ZnOラボ 取締役社長 高知工科大学 総合研究所 山田 晃男 教授(連携研究センター東京駐在)
入江先生のご講演風景 山田先生のご講演風景 専攻科生による研究成果紹介