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【11/23】テクノアイデアコンテスト「テクノ愛2014」で準グランプリ・奨励賞を受賞しました。

 テクノアイデアコンテスト「テクノ愛2014」(主催:テクノ愛実行委員会 共催:公益財団法人京都技術科学センター、京都大学産官学連携本部)において、本校から学生チーム3組が入賞し、11月23日(日)、京都大学北部総合教育研究棟(益川記念館)で開催された最終審査会でプレゼンテーションをしました。

  「テクノ愛」は、ユニークな発想やベンチャー精神を持つ人材の育成の一環として、身近な生活に役立つ技術から最先端技術までの幅広いアイデアを、高校生・大学生などを対象に広く募り、審査により優れたアイデアを表彰するもので、今回、全国から500件近く応募があった中、高校の部、大学の部でそれぞれ9件が入賞に選ばれました。

 最終審査会では、生物応用化学科3年の篠原未結季さん、谷明莉さんの「線香花火から見える自然の世界」、同学科3年の鈴木裕貴子さんの「ふりかけtool(とーる)」、同学科4年の近藤美咲さん、二宮由利絵さん、藤信幸美さんの「再利用だけで終わらせない〜古紙利用はここまでできる!〜」について発表がありました。

 入賞決定の知らせが入った10月末からの短い期間でしたが、いずれのチームも発表に向けて準備をしており、大学教授や弁理士らから成る審査員の厳しい質疑に、学生たちは堂々と応答していました。

 本校からの受賞は高校の部(高専3年生まで含む)では3年連続4回目、大学の部(高専4年生以上)では初めてとなります。

 ○各チームのアイデアご紹介

☆「線香花火から見える自然の世界」 生物応用化学科3年 篠原未結季さん&谷明莉さん
 植物など自然界にあるものから抽出した成分を使って線香花火に応用した自由研究実験キットを考案したというユニークな着眼点が審査員に大いに評価され、高校の部・準グランプリを獲得しました。二人は日本学生科学賞優秀賞を受賞した研究成果から派生したこのテーマについて、昨年の冬から研究を積み重ねてきました。今後は京都大学の先生とともに商品を共同開発していくと意気込んでいます。
☆「ふりかけtool(とーる)」 生物応用化学科3年 鈴木裕貴子さん
 ふりかけの詰め替え袋をそのまま使用して、食卓で簡便にふりかけの中身を出しつつ、コンパクトに収納もできるというアイデアです。生活の中から出た発想をもとに、自分で繰り返し工夫を重ねて試作品を作ったことが評価され高校の部・奨励賞をいただきました。
☆「再利用だけで終わらせない〜古紙利用はここまでできる!〜」
生物応用化学科4年 近藤美咲さん&二宮由利絵さん&藤信幸美さん
 古紙を分解し、新たな再生紙とバイオエタノールを取り出すリサイクル技術の提案で、大学の部・準グランプリに輝きました。一昨年から自然界にある微生物のスクリーニング(有用な微生物の選別)に取り組み、本校に咲く桜の樹からアルコールを生産する微生物を見つけました。これと愛媛県産のミカンの皮の処理過程で得られる微生物とを組み合わせ、地元企業と協力しながら試行錯誤を重ねました。2年間積み重ねた研究成果と、愛媛県の産業に関連したアイデアの応用が高く評価されました。
発表する谷さん(左)、篠原さん
発表する鈴木さん
授賞式(右から近藤さん、二宮さん、藤信さん)
記念撮影
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