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【7/27】鳥人間コンテスト2013に本校学生が出場しました。

 7月27日(土)、滋賀県彦根市の琵琶湖で開催された「鳥人間コンテスト」(主催:読売テレビ放送株式会社)に、本校鳥人間航空研究部「新居浜高専 Team Migrant」が滑空機部門に2年ぶりとなる4回目の出場を果たし、真夏の琵琶湖に向かって羽ばたきました。

 指導教員の松田雄二教授によるレポートをご紹介します。

 今回出場した機体は、本校OBが在学中に設計したものを在学生(1〜3年生の6名)が製作しました。在学生にとっては1名を除いて初めての滑空機の製作であり、完成度を高める余裕はありませんでしたが、出来上がった機体を見て、一同本番に向け、気持ちを新たにしました。
 大会前日湖畔での準備作業は、断続的にやってくるスコールに阻まれ、思うように準備が進まず、夜遅くまで機体の調整を行いました。当日は、飛行順番が2番目と早いこともあって、夜明け前から飛行準備を始めました。午前11時30分、前日の雨で滑るプラットフォームに立ち、風も弱く少しの不安はありましたが、そこからの琵琶湖の眺めは爽快で、新居浜から駆けつけてくれた応援団の声援もあり、皆落ち着いていました。短いインタビューを受け、準備完了!・・・ゲートオープンの合図があり、パイロットの掛け声とともに発進!・・・順調に走りだせたが、少し重い機体と風に恵まれず、うまく揚力を得ることができなかった機体は、尾翼がプラットフォーム端に少し接触!・・・反動でパイロットはうまくコックピットに乗り込めず、操縦桿を引く(機体を立て直す)ことはできなかった・・・。落ちた瞬間、何が起こったのか・・・、期待と現実の中に、悔しさと涙がありました。記録は17.77mでした。
 OBと新しいメンバーが力を合わせた初めての挑戦で、プラットフォームに立てたことは、大きな収穫となりました。プラットフォームを降りるときには、もう来年の目標を語っていました。
 若いチームなので、是非今回の経験を活かして、更なる挑戦を続けてほしいと思います。

 今大会の模様は、9月4日(水)にテレビ放映(読売テレビ系列)されました。

 また、本校チームの出場に際し、マルホ発條工業株式会社様、ユースエンジニアリング株式会社様、ユースハイテック株式会社様より、活動資金の援助をいただいております。

琵琶湖湖畔 機体整備の様子
応援団、飛べ、跳べ、新居浜高専!
飛行の様子
着水
新居浜高専Team Migrant(オリジナルのつなぎとTシャツで記念撮影)  

【こちらもご覧ください】
 ☆前回出場時の記事(平成23年7月30日)   ☆出場激励会の記事(平成25年7月2日)

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