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【8/8】中学校技術科教員 夏季実技研修会を開催しました。

 8月8日(水)、中学校の技術科教員を対象に夏季実技研修会(後援 新居浜市教育委員会)を開催しました。本研修会は、生徒の科学技術に対する興味関心を高め、知的探求心を育成することを目的としており、中学校教員に工作等の教材を紹介する機会として、毎年開催しているもので、今回は愛媛県内の技術科教員13名の参加がありました。

 本年度は、本校創立50周年記念行事「あかがね工業博」において「ものづくりコンテスト」を開催し、広く学外の方にも参加を募集することもあり、その競技課題である「坂道を二足歩行するおもちゃの製作」実習と、「簡易プログラミング環境」の紹介を行いました。

 まず午前の研修では、二足を使って坂道を下っていくおもちゃを製作しました。今回の実習では、細い棒にクリップで、足になる部分とバランスを取るおもりをつり下げるという簡単なおもちゃを製作しました。仕組みは簡単ですが、足やおもりの位置を調節するところに工作のセンスが必要であり、試行錯誤を繰り返し製作したおもちゃで、実際のコンテストで用いられるコースに挑戦する参加者もいました。

 午後の研修では、本校電子制御工学科の占部弘治准教授が、文部科学省が開発した「プログラミン」というプログラミング学習教材を紹介し、参加者は実際に利用して、プログラミングを体験しました。

 参加者からは、「(おもちゃに関して)生徒にものづくりの面白さを伝えられる教材であると思う。」、「(プログラミンについて)プログラミングというものをイメージしやすく、よい教材だと思う。」といった感想があり、「授業に取り入れ実践してみたい。」との声もありました。

 主催した本校ものづくり教育支援センターにおいては、今後も中学校技術科教育の一助となるようこのような活動に取り組んでまいります。

校長挨拶
「坂道を二足歩行するおもちゃ」の説明をする
松田ものづくり教育支援センター長(奥)
おもちゃを製作する参加者
製作したおもちゃ
「プログラミン」の説明をする占部准教授
「プログラミン」の操作画面
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