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【2/3】本校も連携協力した取り組みが、第4回ものづくり日本大賞(四国地域)「優秀賞」・「四国経済産業局長賞」を受賞しました。

 「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきた「ものづくり」の継承・発展を目指して経済産業省、文部科学省、厚生労働省および国土交通省の連携により、2005年8月に創設され、2年に一度開催されている表彰制度です。

 このほど、「第4回ものづくり日本大賞(四国地域)」が決定し、新居浜高専も参加・連携協力している下記プロジェクトが優秀賞と四国経済産業局長賞に選ばれました。

第4回ものづくり日本大賞受賞者一覧(四国地域)

 優秀賞
受賞件名 四国の中心・愛媛県東予地域ものづくり人材育成「創造体験」プログラム
受賞団体 財団法人東予産業創造センター 他1団体
「ものづくり体験講座」と題して本プログラム内の一講座を本校教員が担当し、新居浜市内の中学生約50名がストロー斜塔製作に取り組みました。単に斜塔を組み立てるのではなく、耐荷重・高さ・傾きなどについてグループごとにアイデアを出し合い、課題を発見したり問題を解決するなどしながら斜塔を製作しました。
「長期実践型インターンシップ」に生産工学専攻1年生10名が参加。新居浜市や西条市をはじめとした愛媛県東予地区のものづくり企業の協力を得て、上記団体のコーディネーターと企業及び学生が打ち合わせ、1週間の事前研修、3週間の企業内研修、企業内発表および学内発表などを行い、企業内の実務における課題解決型のインターンシップを行いました。

 四国経済産業局長賞
受賞件名 施盤加工の「匠」による高校生へのものづくり伝授
受賞団体 有限会社タカヨシ工業所
地元の84歳の現役職人と高校生の製品づくりの工程における相違点について産学官連携で調査しています。本校教員が中心となって、生産現場が求める加工における意識について職人集団と本校の技術職員(教育現場)と学生への三者に対してアンケートを行い、新人社員研修で必要な視点を明らかにしてきました。さらに、赤外線カメラでの3次元動作解析システムを用いて、匠の1/100秒単位での無意識な身体的挙動についても分析を進めています。
 
長期実践型インターンシップの様子
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