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「第11回科学技術特別シンポジウム」を開催

 去る7月9日(金)、新居浜高専において「第11回科学技術特別シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムの趣旨は、エンジニアを志す青少年をはじめ一般の市民に科学技術に親しむ多様な機会を提供し、科学技術に対する関心と理解を深めて、科学技術の振興を図るものです。

 今回は「リチウム二次電池および電気自動車技術の最前線」と題して、全固体リチウム二次電池の開発で世界をリードしている大阪府立大学大学院工学研究科応用化学分野・林晃敏氏、および、愛媛県が本年度から新たなEV関連産業の創出に乗り出し、そのリーダー役に迎えられた電気自動車(EV)研究の第一人者である愛媛県EV開発センター・佐藤員暢氏にご講演いただきました。

 林講師の講演では、革新型電池として期待されている全固体リチウム電池の開発の現状と展望について、最新の研究成果・研究データを踏まえ、講演いただき、一方、佐藤講師は、現在進行中のEV開発プロジェクトおよび今後の取組について、講演いただきました。時流に乗った講演内容ということもあり、参加者は総勢100名を越し、皆の関心度は高く、熱心にメモを取るなど、充実した講演となりました。

また、本校・専攻科生によるパネル展示方式の研究成果紹介も8件行い、地元企業および自治体等の参加者からの質問に、多少緊張しながらも丁寧に回答していました。

林講師の講演
専攻科生の研究成果紹介
佐藤講師の講演
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