中学技術教員実技研修会を実施

　去る７月２７日(火)、中学校の技術教員を対象に、夏季実技研修会を実施しました。参加者は、新居浜市内の中学校のみならず、西条市、松山市、久万高原町といった、遠方からも参加いただき、総勢９名にのぼりました。

　本研修会の趣旨は、児童生徒の科学技術に対する興味・関心と知的探求心等を育成することを目的として、学校の教員を対象に実習などの体験的・問題解決的な活動を中心とした学習活動についての教員研修を実施することにあります。

　午前の部では、小型飛行機を題材に、実習をとおしてさまざまな教育アプローチについて提案が出されていました。また、題材は一つでも、多角的に捉えれば、いろいろな教材に利用する方法があるとの話に、参加者は皆感心していました。その後、参加者によって作られた小型飛行機を実際に飛ばし、安定した飛行を行えるよう、試行錯誤を繰り返しながら、ものづくりの原点を再確認している様子でした。

　午後の部では、「簡易e-learningシステムの構築」をテーマに、コンピュータを利用しての教材管理や、成績管理等、午前の部とは違った視点からの教育アプローチについて、実習を行いました。

　実技研修終了後の意見交換会においては、高専教育における取組内容や、各中学校の問題点や対応策等、意見が出されました。参加者からは、今後の教育アプローチや新たな教育用題材等、収穫ある研修会となり、所属学校に持ち帰り、今後に活かしたいとの声も聞かれました。