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2月25日(水)、電子制御工学科4年生の実習授業で製作したロボットによる競技会が開かれました。

電子制御工学科4年生が毎年取り組んでいる「電子創作実習」の製作発表会にあたるミニロボコン競技会は、電子制御工学科の名物となっているイベントです。

電子創作実習では、最初はアンプやデジタル回路の製作実験やマイコン制御の実験など、ロボットを製作するのに必要な内容について、実験を通して学習を行います。秋ごろから、各チームごとにロボットの設計を行い、ミニロボコンでの勝利を目指して製作を開始しました。

今年のミニロボコンの競技は、「フィールド内に散らばっているピンポン玉を拾って、動き回る3つのターゲットのカゴに入れる。」というもので、「玉を入れる際には手動で操作をしてはならない」というルールがあります。したがって、どのようにターゲットを自動検出し、どのように玉を入れるアクションを行わせるか、の2点について、各チームごとにアイディアを練りました。

また、同じロボットでも、その行動をどのようにさせるかを決めるプログラムによって、どこまで効果的な動きをさせることができるかが違ってきますので、マイコンのプログラミングも知恵の絞りどころです。

ロボットというハードウェア、プログラミングというソフトウェア、それと仲間たちとのチームワーク。3つのどれが欠けてもロボットは動かない。そんなことを実感させられます。

製作過程では難しい問題に直面したりチーム内で意見が合わなかったりつらいこともありますが、競技会にむけて団結して活動していくうちに解決していき、今年も「ああ、楽しかった!面白かった!」と笑顔で競技会を終了することができました。

さて来年はどんな難問が待ちうけているのか?

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