【6/27】「“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ」に採択されました。

本校はこの度、「“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ」に「“ロボットと共に育つ”実践型AI活用人財育成」をテーマに申請し、平成30年度支援対象事業として採択されました。「“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ」とは、独立行政法人国立高等専門学校機構(以下、高専機構)が実施する事業で、全国51高専が各校の強み・特色を伸長する取組を支援するものです。

 

今回採択された事業では、高専機構が示す事業の方向性のうち、「新産業を牽引する人材育成」及び「地域への貢献」を軸に、本校にAI活用技術を学ぶ特別課程を設け、地域の企業と連携しながらAI技術を使いこなすことができる実践的技術者の育成に取り組みます。この特別課程は、本校高度技術教育研究センター内に設置された『マシンラーニング応用ラボ』(先日の受賞記事でも紹介)が主体となって運営する予定であり、当ラボは共同研究等を通した地域貢献に加えて、今後は本校の教育にも主体的に携わることになります。平成31年度からの本格実施に向けて今年度は試行カリキュラムを実施する予定で、既に受講生の募集が始まっています。

 

本事業の採択を受けて、プロジェクトリーダーの電子制御工学科・出口幹雄教授は「今やAIという言葉がニュースに登場しない日は無いほどであり、新産業を牽引するためには時代の最先端技術についての知識を持つことは必要であるけれども、重要なことはそのもっと先を見抜くことであり、そのために最先端を学びつつ足元の地固めを心掛けることを、本課程を通じて学生たちには学んで欲しい。」と語り、サブプロジェクトリーダでマシンラーニング応用ラボ代表の電子制御工学科・田中大介助教は、「本校は大学と同じ高等教育機関であり、様々な研究を学生の教育へ還元することも使命の一つです。自身の研究やマシンラーニング応用ラボの活動を通して得た知見を学生に還元することで、人工知能の知識と高専の強みである『ものづくり』の技術とを兼ね備えた学生を輩出できるよう、本課程に注力していきます。」と抱負を述べました。

 

なお、本校では、平成29年度にも同支援対象事業として「社会実装教育を基盤とする地域の次世代型技術者(人財)の育成」をテーマとした事業が採択された実績があり、本校からは今回で2年度続けて2件目の採択となります。

 

これら事業の取組を活かし、本校の強み・特色の伸長及び学習環境の充実を図っていきます。

 

overview事業の全体概要図

 

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