【3/2~3/4】第13回種子島ロケットコンテストに本校チームが出場しました。

3月2日(木)から4日(土)にかけて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターにて標記大会が開催され、本校電気情報工学科5年 青木 涼さん及び 竹林 和哉さんが「CanSat部門」に出場しました。(コンテスト当日は竹林さんが欠席となりましたが、代役および応援として同学科5年 保持海斗さん、藤本大雅さん、立川智也さんが参加しました)

 

「CanSat部門」は、惑星探査機に見立てた衛星機能モデル(CanSat)の性能を競うもので、大会実行委員会が用意する気球にCanSatを搭載し、高度50m以上に上昇させ、空中でCanSatを放出します。その後、CanSatが自律制御により飛行または走行して、あらかじめ指定した目標ポイントの近くに到着できるかを競います。また、CanSatが自律制御を行った証拠となる「制御履歴データ」の提出が求められます。今回は全国の大学・高専・高校から多数の参加希望があり、事前の書類選考を通過した合計30チームが競技に参加しました。

 

本校から出場したCanSatは、青木さんと竹林さんが卒業研究を通じて製作したもので、パラシュートを用いて軟着陸した後、GPS受信機で座標を取得しながら走行して目的地を目指します。本校チームは、放出から目的地到着までの流れを繰り返し実験し、CanSat本体における走破性能の向上だけでなく、走行開始時における動作を工夫した上でコンテストに臨みました。

 

結果は、設計どおり順調に軟着陸、走行を行い、目的地からの距離1.4mの地点で自動停止しました。制御履歴データも正常に取得・提出でき、本校の競技が終了した時点では暫定1位の成績でした。しかしその後、より好成績のチームが現われ、結果として「準優勝」となりました。

 

惜しくも優勝は逃しましたが、これまで研究室で参加した中では自己ベストの成績を残すことができ、学生達も大変喜んでいました。また、地元のテレビ局からも取材を受け、本校学生のコメントやCanSatが地域に放送される等、大変実りの多いコンテストとなりました。

 

気球からの投下直後

地上でパラシュートを切り離し、走行開始したCanSat

目的地に向けて走行するCanSat

目的地判定後のCanSatと参加メンバ

rokecon5表彰式の様子